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知識階級

この言葉はもはや死語となってしまい…菊千代どす。    
大島渚が亡くなりました。80歳だそうですが、惜しい人です。
菊千代世代には「知識階級」という言葉が憧れの対象でした。
そんな世代に、安保闘争や学生運動を描いた大島渚シナリオで
(石堂淑朗共作:1960年)監督の「日本の夜と霧」は多くの
支持を得た作品でした。思春期に差しかかった、ややおませな
菊千代は当時の大人たちが、この映画を話題にしていたのを、
うっすら覚えています。今ではあまり見られない光景ですが、
あの頃は、大学生などの若い人も含めた大人たちが「喫茶店」
で、一杯のコーヒーで粘りながら、熱い議論を交わす!なんて
光景がよく見られ「早く大人になりたいな…」と思ったもの。
今は、二十歳過ぎのオトナ女子も、AKBなどに見られるように
子どもっぽい見た目で「カワイイ♪」ことが評価される時代。
知性に対する憧れは、
すっかり影を潜めてしまった?ような気がしますが (;゚Д゚)!
ま、日々、低俗なバラェティ番組やお笑い番組ばかり見せられ
ていたら「水は低きに流れる」の例え通り、間違いなくバカに
なっていくのは仕方ないかも (・・? 国民はバカな方が扱い
易いですからね。国民をsex、screen、sportsに夢中にさせ、
物事を考える習慣を奪うことが戦後、米国の指示で徹底された
と聞きますが、このmission大成功だったようですね (T_T;)
その後、60年代半ばに大ブームとなる高倉健主演の「任侠物」
が大衆娯楽として支持を得たことと比較すると、当時の大島渚
たちが映画の対象としたのは「知識階級」とその予備軍であり
まさに、その層の人々への問題提議としてのみ作られた作品が
「日本の夜と霧」でした。
しかし「日本の夜と霧」は、公開4日目にして上映打ち切り!
となった問題作。松竹が監督である大島渚に無断で、自主的に
上映中止したことに猛抗議した大島は松竹を退社することに。
60年安保に反対する「安保闘争」を描いた「日本の夜と霧」は
原発反対で官邸前デモに集まる若い人に「ぜひ見てほしい」と
その後の「70年安保」を体験した「飲み仲間」は言いますけど
「権力=既得権益者」に侮蔑される人間の屈辱感を描き出した
大島渚の意図が、果たして今の若者に理解できるのか (―_―)!
「知識階級」への羨望や憧れ♪というか、言葉自体も知らない
のが大半ですから(;_;)
「知識階級」とその予備軍であり、まさに、その層の人々への
問題提議としてのみ作られた映画!そんな作品が今後生まれる
ことは皆無でしょうね…情けないことですけど、国民の多くは
目先のわかりやすい「娯楽」にしか興味関心を示さないように
すっかり「マインドコントロール」されていますから (゚Д゚)ノ
大島渚の権力に闘争的に対峙する作品は、日本国内で早くから
注目を集め「ヌーベルバーグの旗手」とも呼ばれていました。
松竹退社後、TVドキュメンタリーにも活躍の場を広げ、政治的
メッセージの込められた作品も、数々手がけていましたよね。
1976年の「愛のコリーダ」
さらに「愛の亡霊」では、国際的な評価を確固たるものに!
世界的話題を呼んだ「戦場のメリークリスマス」(1983年)
「御法度」(1999年)など、誰の記憶にも残る作品でした。
海外における知名度も高く、あのゴダール監督が日本人監督で
高く評価したのは溝口健二、小津安二郎、勅使河原宏、そして
大島渚の4人だったということでした。大島渚はまた、言論人
でもあり「朝ナマ」などにおける過激発言でも印象的でした。
映画監督といっても、さまざまな人間がいますが、思い切った
発言を装いながら、TV各局の御用コメンテータとして活躍する
「エロ」上りのなんちゃら監督とは一緒にしたくありません。
ほな、さいなら(-^〇^-)
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No title

私の最も尊敬する監督の一人で有った大島渚氏のご冥福をお祈り申し上げます。
氏の作品はATGで「新宿泥棒日記」を見たのが最後でしたな〜。
あの頃は新宿の「凮月堂」に行けば話の合う連中と友達にも成れましたえ。
「愛のコリーダ」は妙な宣伝の仕方がされたため足が遠退いてしまい、
以降作品がテレビで話題になる事が多くなり映画は見ていまへん。
残念な事どした。

話は変わりますが。
同じく京大出身でNHKと喧嘩して辞めた龍村仁監督を応援してあげとくれやす。彼は小学校の先輩で私の姉と同級生だんねん。
ほなよろしうに。

Re: No title

> 私の最も尊敬する監督の一人で有った大島渚氏のご冥福をお祈り申し上げます。
> 氏の作品はATGで「新宿泥棒日記」を見たのが最後でしたな〜。
> あの頃は新宿の「凮月堂」に行けば話の合う連中と友達にも成れましたえ。
> 「愛のコリーダ」は妙な宣伝の仕方がされたため足が遠退いてしまい、
> 以降作品がテレビで話題になる事が多くなり映画は見ていまへん。
> 残念な事どした。
>
> 話は変わりますが。
> 同じく京大出身でNHKと喧嘩して辞めた龍村仁監督を応援してあげとくれやす。彼は小学校の先輩で私の姉と同級生だんねん。
> ほなよろしうに。

ATG、風月堂、なつかしいです(T_T;)同世代だったら、誰でも一度は行ったことがあるのではないでしょうか。さすが、私の「お友だち」ベネフォードさん!
記憶の中にある風景が似ています。NHKと喧嘩して辞めた龍村仁監督、根性ありますね。最近は目先のお金や出世に目がくらんで、正義を顧みない人間が多数派ですから、日本がどんどん悪くなるのも仕方ないかも…。ほな、これからもよろしゅう(^O^)!

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